海外旅行でお供にしたい海外用プリペイドSIMカード8枚

更新日:2020/01/05
公開日:2017/03/27

海外に行くってドキドキしますよね?

異国の地、海外旅行中でもインターネットを使いたい人は多いと思います。美味しいお店を調べたり、メールを送ったり、写真をSNSにUPしたり、海外だからこそ使いたい場面も多いものです。

しかし、海外でのネット通信には「料金がすごい高い」とか「使うための手続きが面倒」というイメージを持っている人も多いでしょう。中には、「高額な請求された怖い」と感じるかもしれません。

今回はそんなイメージを持っている人のために、海外でも安くて簡単、しかも安全にインターネットを使える「海外用プリペイドSIM」を8枚紹介します。

なお、プリペイドSIMにデータを追加する場合は、クレジットカードが必要です。

海外用プリペイドSIMカードとは?

みなさん「プリペイドSIM」をご存知ですか?

プリペイドとは、前(Pre)払い(paid)のことです。先にポイントを買って、そのポイント分だけ利用できる料金スタイルです。海外用プリペイドSIMカードは、事前に購入したデータ量の分だけ海外でインターネットを利用できるSIMカードです。データの購入は日本でも現地でも行えます。

自社でローミング(他国の通信設備を借りて通信すること)SIMを販売している会社と、他社のローミングSIMを再販している会社の2タイプあります。現地の通信設備と提携しているため、世界のさまざな国で通信ができるという仕組みです。

海外プリペイドSIMのメリット3つ

海外プリペイドSIMのメリットは大きく以下の3つあります。

使い過ぎて高額請求される心配がない

まずはなんといっても、使いすぎの心配がないということです。プリペイドなので当然ですね。「海外でインターネットをしていたら、びっくりするような請求が来た」という事態になったら、怖いですよね。

その点、プリペイドSIMであれば自分が買った分のデータ通信量を使い切ると、それ以上通信ができなくなります。なので、使いすぎて後から高額請求されるという心配がありません。

1枚のSIMで複数国で利用可能

海外で現地のSIMを契約したことがある人もいるかもしれません。しかし、現地SIMはその国でしか使えない場合がほとんどです。同じ国に何度も行くという場合はいいですが、単発旅行の場合は余った通信容量は無駄になってしまいます。さらに、別の国に行く際にはまた現地でSIMを買わなければいけません。

その点、海外プリペイドSIMなら全ての国には対応していませんが、1枚のSIMで40~200の国で利用できます。

データをチャージすれば何度でも使える

海外プリペイドSIMは一度購入してしまえば、データをチャージして何度でも使えます。初めにSIM自体の代金(3,000円)が必要ですが、2回目からチャージ料金のみで利用できます。

チャージした分をすべて使い切れなくても、利用期限内(だいたい1年)であれば、データの繰り越しができます。Wi-Fiルーターをレンタルする場合や国際ローミングと違い、購入したデータ量が無駄にはならないので、頻繁に海外旅行に行く人は効率的に利用できます。

人気の海外用プリペイドSIMの8ブランド

海外プリペイドSIMの中で、人気のある8ブランドを紹介します。それぞれに特徴があるので、自分にあったものを選びましょう。

①楽天が提供する「楽天モバイル 海外SIM」

楽天モバイル 海外SIM

こちらも格安SIMを展開している「楽天モバイル」が出している海外用のプリペイドSIMです。SIMの購入価格もマイネオと同じく3,000円で、30MBがサービスがついています。

「地域別パック」でお得に使うか、「クレジット」で幅広い地域で使うか選べるのも同じです。mineoと料金が同じなのは、「Cubic Telecom(キュービック・テレコム)」という会社のローミングSIMを再販しているからです。

  • 提供会社:楽天株式会社
  • 対応地域:180ヶ国以上
  • データ料金
    • アメリカ :18円/1MB
    • ヨーロッパ:22円/1MB
    • アジア  :31円/1MB

②30分の無料通話が付いてくる「IIJmio 海外トラベルSIM」

IIJmio 海外トラベルSIM

こちらも国内で格安SIMを展開している「IIJmio(アイアイジェイミオ)」の海外プリペイドSIMです。使えるのが42カ国と少ないですが、日本人が旅行で訪れる主要な国は抑えており、料金設定もシンプルで分かりやすいです。データ専用SIMか音声通話機能付きSIMを選べます。

なお、音声通話機能付きSIMなら、データ通信に加えて、30分間の無料通話も付いて来ます。

  • 提供会社:株式会社インターネットイニシアティブ
  • 対応地域:42ヶ国以上
  • データ料金
    • アメリカ :800円/100MB~
    • ヨーロッパ:800円/100MB~
    • アジア  :800円/100MB~

③電話を受ける人に嬉しい「アイツー トラベルSIM」

アイツー トラベルSIM

アイツー トラベルSIMでは、用途に合わせて「トラベルSIMトーク」「トラベルSIMデータ」「トラベルSIM for Corp」の3つのSIMから選べます。

電話が利用できる「トラベルSIMトーク」。データ専用の「トラベルSIMデータ」。海外でも東京03番号が使える「トラベルSIM for Corp」の3種類があります。

「トラベルSIMトーク」は0円で通話を受信できるため、いざとなったら相手に電話をかけてもらえばお金がかからないという使い方もできます。海外でよく電話をする出張の多いビジネスマンにとっては重宝するアイテムです。残高の有効期限は1年ですが、1ドルでも日本で使えばさらに1年延長されるため効率的に使えます。

  • 提供会社:株式会社アイツー
  • 対応地域:70ヶ国以上~
  • データ料金
    • アメリカ :$0.25/1MB
    • ヨーロッパ:$0.25/1MB
    • アジア  :$0.25/1MB

④通信回線が選べる「TAKT」

TAKT
TAKT(タクト)では、対応カ国数と通信回線が選べの異なる4つのSIMから選べるプリペイドSIMです。目的地や目的に応じて自分に合ったSIMを選びましょう。TAKTのSIMはヨドバシカメラや各種ネットショップにて購入できます。

50~200の国で利用できるプリペイドSIMを販売しています。提供しているSIMの違いは以下の表の通りです。

通信回線 有効期限 対応国数
グローバルSIM TAKT 4G・3G なし 200カ国
グローバルSIM TAKT Lite 4G・3G 1年間 200カ国
グローバルSIM TAKT LTE 4G なし 50カ国
グローバルSIM TAKT LTE lite 4G 1年間 50カ国
  • 提供会社:株式会社アイツーへサービス
  • 対応地域:約200ヶ国
  • データ料金
    • アメリカ :660円/50MB
    • ヨーロッパ:660円/50MB
    • アジア  :660円/50MB

⑤Apple SIMにも使われる「Gigsky」

Gigsky

Gigsky(ギグスカイ)はApple SIMにも採用された信頼性の高い国際ローミングブランドです。90カ国以上で利用でき、アプリに登録することで簡単に国ごとのデータもチャージできます。データ通信専用のSIMなので、電話を利用する予定のある方は注意してください。

SIMカードには期限がありませんが、購入したデータには使用期限があるので期限内に利用するようにしてください。料金は国ごとに細かく分かれているので、購入前に確認しましょう。

  • 提供会社:GigSky, Inc.
  • 対応地域:90ヶ国以上
  • データ料金
    • アメリカ :1,800円/100MB
    • ヨーロッパ:1,800円/100MB
    • アジア  :1,800円/100MB

⑥オートチャージ機能がある「Mighty SIM(マイティーシム)」

Mighty SIM

Mighty SIMは、一度SIMを買えばオンラインですべて管理できるプリペイドSIMです。全世界100か国以上で使え、利用する地域に応じたプランを購入しておけば現地ですぐに使えます。3つのゾーンによってデータの料金が変わります。Amazonでも購入できます。

データ残量がなくなる前に自動でリチャージを行ってくれるオートチャージ機能付きです。いちいちチャージする手続きは省けますが、パケ死になる可能性があるので、使い過ぎには注意しましょう。

  • 提供会社:eConnect Japan 株式会社
  • 対応地域:100ヶ国以上
  • データ料金
    • アメリカ :2,900円/200MB
    • ヨーロッパ:2,200円/500MB
    • アジア  :2,900円/200MB

⑦ポストペイド型SIM「モベル ワールドSIM」

モベル ワールドSIM

モベル ワールドSIMは厳密にはプリペイドではないですが、個人的に良いサービスだと思ったので、紹介します。モベル ワールドSIMは、ヨーロッパを中心に世界100か国以上で使えるプリペイドSIM※ポストペイド(後払い)です。高速4G・LTE通信が無料で1GBまで使えます。

前払いで7,992円の1GB分のデータが付いたSIM(30日間)を手に入れます。基本料金が1カ月間で設定されているため、滞在が長期であるほど割安になるのが特徴です。特定の国では、1日使うごとに900円の料金が発生します。1GB以上データを使った場合は、ポストペイド(後払い)で、1,250円/1GBの料金が請求されます。

通話料金は国内通話50円/分、国際電話75円/分と、他社の通話プリペイドSIMよりも格安で利用できるので、電話する機会の多い方におすすめできます。

  • 提供会社:Mobell Communications Limited
  • 対応地域:100ヶ国以上
  • データ料金
    • アメリカ :7,992円/1GB+900円/日
    • ヨーロッパ:7,992円/1GB
    • アジア  :7,992円/1GB+900円/日

⑧【新規受付終了】「mineo 海外用プリペイドSIM」【2018年8月31日サービス終了】

mineo 海外用プリペイドSIM

mineo 海外用プリペイドSIMは2018年5月31日に新規受付を終了しており、2018年8月31日にサービスを終了します。

格安SIMを展開している「マイネオ」の海外用のプリペイドSIMです。SIM自体はAmazonや楽天で購入できます。SIMを3,000円で購入した時点で30MBがチャージされています。日本にいる間にセットアップができるので、現地に着いてすぐに利用可能。

地域限定でお得に使える「データパックチャージ」か、世界100か国以上で使える「従量チャージ」の2つを自由に組み併せて利用できます。分からないことがあっても、日本語のサポートデスクが用意されているので、安心です。

  • 提供会社:株式会社ケイ・オプティコム
  • 対応地域:100ヶ国以上
  • データ料金
    • アメリカ :32円/1MB
    • ヨーロッパ:32円/1MB
    • アジア  :32円/1MB

海外プリペイドSIMの3つの注意点

使い方も簡単で便利な海外プリペイドSIMですが、気を付けてもらいたい点が3つあります。

SIMロックがかかっていないスマホが必要

海外プリペイドSIMを利用するには、SIMロックがかかっていないSIMフリースマホが必要です。通常、キャリアで購入したスマホには「SIMロック」というものがかかっています。現在お持ちのキャリアスマホで海外プリペイドSIMを使うには、このSIMロックを解除する必要があります。

SIMロックの解除自体は簡単にできるので、海外プリペイドSIMを使いたいけどSIMロックがかかっているという人はキャリアに問い合わせてみましょう。キャリアスマホをSIMロック解除する方法はこちらの記事で解説しています。

または、SIMフリーの格安スマホは1万円で売っているので、「海外で自分のスマホの盗難が心配」という人は海外用に1台、SIMフリースマホを用意しても良いかもしれません。SIMフリーについてはこちらの記事をご覧ください。

SIMの発行手数料3,000円がかかる

海外でネットを使うには、大手キャリアの国際ローミングや海外Wi-Fiルーターのレンタルなどの方法もあります。これらのサービスはSIMを発行しないので、SIMの発行手数料が発生しません。

しかし、海外プリペイドSIMはSIMを発行するので、発行手数料3,000円がかかります。料金を総合的に検討する際は、データ料金(例650円/30MB)だけではなく、発行手数料がかかるということも頭に入れておきましょう。

料金体系が複雑

発行手数料もそうですが、多くの海外プリペイドSIMの料金体系は複雑です。

ブランドによっては渡航先の地域ごとにデータ利用料金が変わる為、料金の計算が非常に複雑です。無駄にお金を払うことにならないよう、事前に料金設計を確認しておくことをオススメします

海外プリペイドSIMを利用する流れ

一般的な海外プリペイドSIMを利用する流れについてまとめたので、興味がある人は参考にしてください。ブランドごとによって準備が若干違うので、必ず購入前の確認が必要です。

SIMとSIMフリースマホを用意

まずは海外プリペイドSIMとSIMロックのかかっていないスマホを用意します。プリペイドSIMは公式ページやアマゾンで購入もできますし、家電量販店で販売しているものもあります。

キャリアのスマホを使っている人はキャリアに確認してSIMロックを解除してください。ただし、SIMロックを解除するためには端末を買ってから基本的には、101日以上経っている必要がありますので、101日未満の人はアマゾンや家電量販店でSIMフリースマホを購入しましょう。

こちらの記事ではオススメの最新SIMフリースマホを11端末紹介しているので参考にして下さい。

プリペイドSIMを差し込んで設定をする

海外プリペイドSIMをSIMフリースマホに差し込みます。大抵の場合はブランドごとに専用サイトを持っているので、自分のアカウントを作成します。

そのマイページにて渡航先が含まれる地域のデータを購入します。データ量の購入にはクレジットカードが必要になるのであらかじめ用意してください。

現地で利用する

設定が済めば現地でインターネットを使えます。マイページでデータ残高も確認できますし、データを使い切ってしまっても追加購入できます。追加購入の仕方はあらかじめ確認しておきましょう。

有効期限に気を付けて次の旅行まで保管

海外プリペイドSIMは一度使って、おしまいではありません。SIMを保管しておけば次の海外旅行でも利用できます。

ただし、有効期限があります。有効期限は「最後に通信をした日から1年」「最後にチャージをした日から1年」というようにブランドごとに条件が異なります。

各ブランドに確認してみましょう。

海外旅行のお供に~プリペイドSIMカードを1枚添えて~

1枚持てば、主要な国ほとんどに対応できる便利なプリペイドSIM。

国際ローミングより安く、海外Wi-Fiレンタルより手軽、現地SIMより手続きが簡単というバランスの良いサービスです。

国によって料金が異なるため、どのブランドが良いとは一概には言えません。旅行先が決まったらその地域の料金を比較してみるといいでしょう。

水の都ベネツィアから遠く離れた異国の地、東京より

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